当院では、年間約8,000例の手術が行われ、その約3割が内視鏡手術となっております。手術部と臨床工学技士(CE)の関わりは深く
、人工心肺担当者に加えて常時1〜2名のME関連業務担当者が常駐しております。その中でも、最近では内視鏡手術に関連する業務が圧倒的に増加している印象があります
。
現在、臨床工学技士はMEセンターを中心にローテーション体制を取っており私自身、今では『なんでも屋』として
、あれやこれと動き回っております。私の専門は手術室におけるME関連業務であり、内視鏡手術に関しても日本で内視鏡手術が行われるようになった頃(安全機構が無い単体機器の組み合わせ)より
、なにがしかの形で関与させていただいておりました。そのような縁もあり、福岡内視鏡手術フォーラム(FES)*結成にも関与させていただき
、現在は事務局を担当させていただいております。
内視鏡業務の中で特に重点をおいている部分は、看護師との協働と役割分担の明確化です。近年、内視鏡の手術手技
・デバイスや装置などが高度にシステム化されており、それぞれの職域において専門性を高めて協力していく必要性があると考えております
。
そのような中、CENESの存在を知り、大変素晴らしい
ネットワークフォーラムであると感じました。CENESでの活動を通じて、日頃困っている問題などを相談できる横の繋がりを持てることは
、大変心強いものであると考えます。
今回、CENESにお声をかけていただきましたことを心より感謝申し上げます
。
【CENESへ】
CENESの活動に参加するにあたり、みなさまのご施設での内視鏡システムの運用面や工夫されている点など、CENESを通じて様々な情報交換・共有ができれば良いなと考えております
。また可能であれば施設見学なども期待しているところです。
今後ともよろしくお願いいたします。
職歴:臨床工学技士17年(2012年)
所属:九州大学病院 医療技術部 臨床工学部門
所属学会:日本医療機器学会
認定資格:透析技術認定士,医療情報コミニュケーター(MDIC)
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《Photo:
手術部のスタッフと筆者》 |
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