福岡大学病院は、病床数915床で地域の中核的医療センターとなっております。
手術室での年間手術総件数は8000件を超え、その3割弱が内視鏡下手術(外科・呼吸器外科・小児科・泌尿器科・婦人科・脳外科・整形外科
・耳鼻科)で行っております。
当院、臨床工学センターには15名のCEが手術部(SICU含)・救急センター・血液浄化療法センター・総合周産期母子医療センター・内視鏡センター・心臓カテーテル室(ハートセンター)・脳血管内治療室・中央機器管理・病棟部門に配置され、病院全体の「
安全と安心」な医療の提供を目的に日々業務を行っております。
現在私は、手術室業務・中央機器管理業務をメインに担当しております。具体的な手術室業務は、麻酔器の始業点検・使用機器のセッティング・人工心肺業務・内視鏡機器(カメラヘッド・ライトガイドケーブル・鉗子類
等)の使用後滅菌前点検・術中ラウンドによるトラブル対応・ロボット支援手術(da
Vinci)のセッティングと立会い業務・レーザー装置の立会いなど、幅広く業務を行っております。
手術室や院内には多種多様な医療機器が設置され、日々新しい医療機器が導入されております。また、内視鏡手術件数の増加に伴い、
内視鏡関連業務とそれに伴う機器のトラブル件数が増加しております。
そこで、CENESの存在を知り先人
の方々の技術と知識を吸収し、院内での活動に活かせることができればと思い、今回メンバーに参加して知識を深めたいと思いました。
【CENESへ】
手術室における内視鏡業務は日々高度化しておりますが、臨床工学技士養成校において内視鏡手術業務に関する教育を受ける機会が少ないのが現状です。
手術室業務を担当するCEにとって最新の技術・知識を提供し、活動の場を広げているCENESの存在は大きいと思います。若輩者ではございますが、内視鏡
手術業務の安全性と質の向上に少しでも貢献できればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
学歴:
広島国際大学 保健医療学部 臨床工学科卒業
資格:
体外循環技術認定士
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《Photo:
滅菌前点検時の筆者》 |
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